
小学校の運動会開催日の早朝、近所を散歩していると2人の小学生が真剣に走っている姿がありました。
ひとり目は小柄な女の子で小学4年生くらい、わりと長距離を走ってきたのだろうと思われる感じを受けました
3、4分先を歩いていると、ふたり目の小学6年生くらいの男の子は、かなりくたくたになって走っており、これも遠くまで走ってきたのだろうなという感じを受けました
以前、我が子らと八坂神社の階段でダッシュをしていたある夕方、通りがかりのご老人から「君たちと同じくらいの兄妹が朝からよく走っているよ」と声をかけられたことがあるのでおそらくその子たちに違いないと帰宅して子供たちに聞いてみると、どちらもうちの子供達と同級生の子でした
早朝の走り込みを見かけた小学生兄妹の父親は、私が以前、S高校で同僚だったバドミントン部の有名な監督であり、現在は私立高校で全国トップレベルのバドミントン部を率いています
長崎市内の日見トンネル付近では坊主頭の男子高校生がひたむきに長距離を走る光景を見かけますが、間違いなくその高校のバドミントン部員だとわかります
努力する環境づくり
親や指導者が、子供達が努力する環境をつくってやることは重要です
以前、私が2年間勤めた全国レベルのS高校剣道部のK先生は高校時代の恩師でもありますが、道場ではご自身が早朝から打ち込み台を打ったり、黙々とトレーニングをして選手全員が感化され、その行動を真似していました
「やれ」というのではなく、自分の背中を見せることで生徒が自然と努力するような環境をつくっていたのです
前述の小学生バドミントン兄妹は、運動会の短距離走では断トツの一番、リレーも優勝に大貢献しました
普通の家庭なら「今日は運動会だから走らなくていいよ」というところでしょうが、目先の結果より未来のための努力を重視しているのでしょう
それでもバドミントン兄妹は圧倒的な結果を出したのですから大したものです
これからの子供達の未来が楽しみです

コメント