雄心舘の稽古で伝えてきた「剣道講話」を、当時の言葉のまま掲載します。(初出:平成26年10月9日・旧サイト「ウェブ道場」)
試合や地稽古など、相手との立ち合いでは、まず中心の取り合いや、自分に有利な間合いをお互いに計りながら、打突の好機をうかがいます。
この様子を見て、剣道の専門家はよく「この人は剣道が錬れてるな。」という表現を使います。
逆に、錬れていない剣道とは、「立ち上がってすぐに技を出す。」、「左手がすぐに上がり防御の姿勢に入る。」など、中高生に多く見られる傾向です。
昔の高段者の先生方は、相手の攻めに反応して左手が少し浮いただけでも「参りました。」と打たれていなくても負けを認めたといいます。
それほど、相手の攻めに対して、自分の“心”が動くことを強く戒めたのです。
このことと関連して『名人は苦しい時に剣先が下がる。凡人は苦しい時に剣先が上がる。』という訓えもあります。
普段から、“錬れた剣道”を心がけて、一段上の剣道を目指しましょう。
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