雄心舘の稽古で伝えてきた「剣道講話」を、当時の言葉のまま掲載します。(初出:平成25年8月15日・旧サイト「ウェブ道場」)
「今の当たったのに何で1本じゃないの?」
大会会場でよく聞かれる話です。
剣道試合・審判規則第12条では「有効打突」の条件について、充実した気勢、適正な姿勢をもって、竹刀の打突部で打突部位を刃筋正しく打突し、残心あるものとする。
と規定しています。
また有効打突には、「要件」と「要素」があり、3人の審判員は「有効打突の条件」に基づく「要件」や「要素」により有効打突を見極めます。
・打突の強度不足(要素)
・打突部位はとらえていた(要件)が、手の内の冴え(要素)がなかった・打突後の身構え、気構えがない(残心)など。
「すりあげ技」のように「玄妙な技」は打突が軽くても1本になる場合があります。
審判員はその時、なぜ旗を挙げたか、挙げなかったかについて、常に説明責任を問われる覚悟で判定し、試合者は日々「有効打突の条件」を満たす稽古を重ねてきたかが、その試合において問われるのです。
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