目付

宮本武蔵は戦いの時の目の付け様について、観(かん)の目を強く、見(けん)の目を弱くするよう伝えています。

つまり、現実に見えている相手の動きにとらわれることなく、心の目(イメージ力)で相手を見なさい、ということです。

稽古で観の目を養うには、相手の打突部位を見るのではなく、「遠山(えんざん)の目付」で相手の後ろにある遠くの山をイメージして見るよう修行します。

小手が打ちたくて小手に目がいけば、相手に打突の意思が読まれてしまいますから、普段から視線を動かさず全体を見て打突できるようにするべきです。

素振りでも、ただ振るのではなく、相手をイメージしてやっている人は強くなること間違いないでしょう。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

雄心舘(少年剣道道場)のアバター 雄心舘(少年剣道道場) 長崎市で伝統的な習い事

長崎県長崎市の少年剣道「雄心舘」です。
雄心舘では剣道の技術だけでなく、学校教育では学べない日本の伝統文化を教えていきます。
剣道をすることで自国の文化を深く知り、それと並行して語学や計算を上達させていけば、諸外国の人達からも真の国際人として認められることでしょう。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次