雄心舘(少年剣道道場)– Author –
雄心舘(少年剣道道場)
長崎市で伝統的な習い事
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打たれて強くなる
一刀正伝無刀流の創始者、山岡鉄舟は幕末、千葉周作の北辰一刀流玄武館に入門し、なりふりかまわず稽古に励み、二十歳で幕府の講武所の教士に任命されたといいます。 鉄舟は、玄武館に入門後、周りからボロ鉄といわれるほど打たれて修業しました。 しかし... -
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目付
宮本武蔵は戦いの時の目の付け様について、観(かん)の目を強く、見(けん)の目を弱くするよう伝えています。 つまり、現実に見えている相手の動きにとらわれることなく、心の目(イメージ力)で相手を見なさい、ということです。 稽古で観の目を養うに... -
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大技と小技
小さい面打ちが得意な人と、大きい面打ちが得意な人。 小さい面打ちは、技の出が速いので相手を惑わします。 反面、射程距離が短いので、足を使って十分な打ち間に入らなければ(あるいは相手を引き出さなければ)相手には届かず、そのため相手の打ち間に... -
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懸待一致
懸かる=攻撃、待つ=防御。 つまり“攻防一致”のことです。 戦いの中では、懸かる中に待ち、待つ中に懸かる態勢を維持します。 仕掛け技が得意なだけでは、いつか相手に出鼻を打たれたり、返されたりします。 出頭技や返し技が得意なだけでも、相手に待っ... -
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先(せん)
「先」とは、相手の意思の動きをいちはやく察知し、機先を制して勝つ機会のこと。以下、3つの先がある。 ①「先前(せんぜん)の先」 相手が動作を起こす前に、先に打ち込む機会のこと。相手より先に仕掛ける勇気が必要。 ②「先の先」 相手と同時に打突す... -
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勝利への気合いの三原則
「相手より先に発すること」 「相手より大きく発すること」 「相手より数多く発すること」 どんな稽古のときでも、どんな相手とやるときでも、必ず先に、しかも全力で気合いを発するのです。 -
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剣道の理念
「剣道の理念」 剣道は剣の理法の修錬による人間形成の道である [昭和50年 (財)全日本剣道連盟] 《「剣道の理念」が制定された時代背景》 大東亜戦争の敗戦後まもなく、GHQの占領政策によって剣道は戦争遂行に加担する危険なものとし... -
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剣道具の持ち運び
①正座の状態。 ②面を面布団の下から持ち、 ③面金を下向きに、顎のほうを前にして左脇に抱え、 ④小手を筒口のほうから面に入れる。 (小手内側の汚れを見せない。また小手を傷めないため。) ⑤左脇に面、右手で竹刀を持ち腰に引き付け、 ⑥跪座(きざ:つま... -
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虚実
攻められるなどして「はっ!」とした、心の動じた状態が「虚(きょ)」。 逆に心が落ち着いた状態は「実(じつ)」。 互いに相手の「実」を避け、「虚」を打つ。 自らも「虚」の状態を極力作らず、「実」の状態で攻める。 呼気(息を吐いている状態)は「... -
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履物を揃える
「履物を揃えなさい」 学校の先生や大人から、こども達がよく言われる言葉ではないでしょうか。 『外国に行くと、日本のことがよくわかる』とよくいわれます。 以前、仕事で来日した外国人男性のすまいを訪問する機会がありましたが、玄関の靴はいつも天地...