礼三息

立礼も座礼も、礼のはじめと終わりは必ず相手に注目します。

背筋を伸ばし、前に倒したときはいったん動作を止めて、相手にタイミングを合わせるために“間”を取ります。

特に上位の者よりも早く起こさないように気を配ることが大切です。

一日の稽古で、何十回も行う礼とはいえ、普段の心がけがないと形だけの雑な礼になり、なかなかタイミングよく美しく、とはいかないものです。

丁寧な礼をタイミングよく行う方法として「礼三息」の教えがあります。

「上体を倒すとき息を吸い、倒して止めるときに吐き、戻すときに吸う。」

これを実践することにより、礼のタイミングはもとより、前に倒すとき息を吸うことによって、胸郭が張り背中が曲がらず上体を真っ直ぐに保つことができます。

また、座礼では倒したとき吐くことによって腹圧がなくなり深く曲げることができるようになります。

「礼三息」を心がけて、呼吸と身体の動きを合わせれば、美しい礼ができるようになります。

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雄心舘(少年剣道道場)のアバター 雄心舘(少年剣道道場) 長崎市で伝統的な習い事

長崎県長崎市の少年剣道「雄心舘」です。
雄心舘では剣道の技術だけでなく、学校教育では学べない日本の伝統文化を教えていきます。
剣道をすることで自国の文化を深く知り、それと並行して語学や計算を上達させていけば、諸外国の人達からも真の国際人として認められることでしょう。

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