「打ってよし、返してよし」の懸待一致(けんたいいっち)

懸待一致

懸かる=攻撃、待つ=防御

つまり“攻防一致”のことです。

戦いの中では、懸かる中に待ち、待つ中に懸かる態勢を維持します。

仕掛け技が得意なだけでは、いつか相手に出鼻を打たれたり、返されたりします。

出頭技や返し技が得意なだけでも、相手に待っていることが伝われば、間を詰められたり、引っ掛けられたりして打たれます。

「懸待一致」を実践するためには、たとえば返し技が得意でも、まずは先々の先の気で相手を攻め、隙があれば相手に打ち込むという攻め(本当に隙があれば技を仕掛けるぎりぎりの気位で)をしていきます。

そうすると大抵、相手がこちらの攻め気に押され、まだ十分な打ち間ではないところで打ちこんでくる、そこを返すのです。

その時、もし相手が打ってこれなければ、こちらが十分な間合いと態勢になっている可能性が高いですから、そうであれば自信を持って打ち込めばよいのです。


「打つか、受けるか」は、その場しのぎの戦いであり、成長のためには特に「受け」で終わることを戒めます。

「打ってよし、返してよし」

これが剣道の醍醐味です。

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雄心舘(少年剣道道場)のアバター 雄心舘(少年剣道道場) 長崎市で伝統的な習い事

長崎県長崎市の少年剣道「雄心舘」です。
雄心舘では剣道の技術だけでなく、学校教育では学べない日本の伝統文化を教えていきます。
剣道をすることで自国の文化を深く知り、それと並行して語学や計算を上達させていけば、諸外国の人達からも真の国際人として認められることでしょう。

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